骨髄抑制

骨髄抑制とは、血液検査での白血球、血色素量、血小板が抗がん剤によって低くなることを言います。また、ずっと下がり続けるのではなく、点滴をした後一定期間下がって、一定期間回復するというサイクルを繰り返します。

 白血球は身体にばい菌等が入ってきた時に、やっつけてくれる働きをします。白血球が低くなってしまうとばい菌等に対して抵抗力が低くなってしまうため、発熱することがあります。腋で測る体温計で、37.5℃以上ありますと、ばい菌が身体へ侵入している可能性があります。その場合は、すぐに受診されるか、病院へご連絡をお願いします。

 血色素量は貧血の目安になります。下がってしまうと、フラフラする、力が入りにくいなどの症状が出てくることがあります。症状によっては、貧血対策の薬剤、輸血を行う場合があります。

 血小板は止血の速さの目安になります。下がってしまうと、強くぶつけたときに内出血が起こったり、切り傷の治りが遅くなることがあります。症状によっては、輸血することがあります。