末梢神経障害

末梢神経障害とは、手や足、口のまわりや喉のしびれが起きることを言います。注射剤でのエルプラット、シスプラチン、タキソール、タキソテールで起こることがあります。
エルプラットの末梢神経障害では、冷感を感じる部分が増えて冷たさに敏感になるしびれと、慢性の持続するしびれがあります。
シスプラチンでは手足のしびれ、聴力に影響がでる事があります。
タキソール、タキソテールではグローブアンドストッキングと呼ばれるしびれがあります。これは、手や足の先からしびれが始まり、手袋や靴下で覆われた部分までしびれが広がることから言われるよういなりました。
末梢神経障害が現れた方は、しびれの原因薬剤をお休みする、薬剤の量を減らすことがあります。また、当院では予め末梢神経障害予防の内服薬を処方することがあります。