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病理診断科 |
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紹介 |
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病理診断を行う病理専門医、細胞診専門医の元で、臨床検査技師や細胞検査士という有資格者が業務を行い、臨床医に正確で迅速な病理診断の提供に努めています。病理検査は病気（疾病）の診断、原因の究明、治療評価等を行うために、採取された臓器・組織・細胞などを顕微鏡等で詳しく調べ診断を行います。病理検査業務は、病理組織診断、細胞診断、病理解剖の3つに大別されます。病理組織診断や細胞診断は悪性腫瘍の確定診断を行い、手術方針、治療方針、予後などを決定する重要な検査です。検体の取り違えや検体の紛失が起きないように検体の受付から標本作製のあらゆる過程で確認作業を行っています。
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特色 |
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業務内容 |
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■組織診断業務
各診療科から提出された臓器や組織片などの検体（ホルマリン固定）は、以下の行程を経てプレパラート標本が完成します。顕微鏡での観察が可能になり病理組織診断が行われます。 |
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①検体の受付→②切り出し→③包埋→④薄切→⑤染色（HE染色他）→
⑥封入→⑦プレパラート標本の完成→⑧病理医による組織診断
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組織診断は、疾病の原因や腫瘍の良・悪性の判断、悪性腫瘍ならば病変の広がりや治療の評価等を行います。診断に於いては、基本の染色：HE染色標本に加えて、特殊染色や免疫組織化学染色を多く取り入れていますので、より良い染色標本の作製が大切になってきます。
また、術中迅速組織診断も行っています。術中での悪性の確定診断やリンパ節の転移の有無、臓器の切除断端の悪性の有無等を手術中に提出された生検体で迅速に診断します。迅速さを要求される検査ですので、提出された検体数にもよりますが20～30分で診断報告します。
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①検体の受付→②切り出し→③凍結包埋→④クリオスタット（－25℃）
で薄切→⑤染色（迅速HE染色）→⑥封入→⑦プレパラート標本の完成
→⑧病理医による術中迅速組織診断報告
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■細胞診断業務
この検査は細胞レベルの診断で比較的侵襲の少ない検査です。検体は婦人科の子宮擦過や尿、喀痰やその他腫瘍部位からの穿刺吸引細胞診（乳腺、甲状腺、リンパ節等）や胸水や腹水、胆汁等があります。細胞をスライドガラスに塗抹し固定させ、パパニコロウ染色をして顕微鏡で観察し、癌細胞や異型細胞を見つけます。また真菌やトリコモナス等の炎症の原因も見つけます。プレパラート標本をスクリーニングや同定により細胞は5段階に判定され、異型細胞や癌細胞が見つかった場合は組織検査等の精密検査を促します。
また、術中迅速細胞診断も行っております。
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①検体採取→②検体処理・固定→③検体受付→④染色（パパニコロウ染色）
→⑤封入→⑥プレパラート標本の完成→⑦細胞検査士によるスクリーニング（ダブルチェック）
→⑧細胞診専門医の検閲、細胞診断報告
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■病理解剖業務
病理解剖に関する遺族の承諾を得た臨床医の依頼により病理解剖が行われます。
病理解剖は亡くなられた方の死因を確認し病気の成り立ちを解明するために行われ、肉眼所見と顕微鏡検査を合わせて診断します。 |
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スタッフ数 |
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・ 病理診断医師 1名
（非常勤病理診断医師 3名）
・臨床検査技師 5名
（内 細胞検査士 3名） |
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認定資格 |
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・日本病理学会認定病理専門医 1名（非常勤医師 2名）
・細胞診専門医 1名（非常勤医師 1名）
・臨床検査技師 5名
・細胞検査士 3名
・国際細胞検査士 2名
・日本臨床検査同学院 二級臨床検査士（病理）： １名
・特定化学物質及び四アリキル鉛等作業主任者 2名
・有機溶剤作業主任者 2名 |
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診療部